8月からフリーランスになり、個人事業の手続きやら税金について学び始めると、必ず出てくる話が「節税」。
そして節税といえば、必ず出てくるのが「iDeCo」と「つみたてNISA」。
iDeCoはやった方がいいんだろうなぁとわかっていながらも、何のことやら全くわからないので手付かずにいましたが、今回を機にiDeCoについて調べてみました。*楽天証券のパンフレット参照
目次
iDeCoってなに?
- 個人型確定拠出年金のこと
- 毎月決まった額を積み立てて、その資金を自分で運用しながら老後に備える公的制度
そもそも確定拠出年金とは?
- 自分で老後の資金を準備するための公的制度
- 毎月決まった額の「掛金」を積み立てて、資金を自分の好きな商品で運用
- 掛金は年単位で上限が決まっている
- 20〜60歳までの国民年金・厚生年金加入者が入れる
- 国民年金や厚生年金に上乗せする形で加入できる。
- 運用方法は自分で決める
- 元本確保型(定期預金)、元本変動型(投資信託)の各金融商品の中から、自分で商品と掛金配分を決めて運用する。
- 運用したお金は60歳以降に受け取ることができる
- 積み立てて運用したお金は60歳から70歳の間に引き出し可能。60歳未満では受け取ることができず、中途解約もできないので注意。
- 勤務先で入る「企業型」と自分で入る「個人型(iDeCo)」がある
- 受け取る形式は年金(分割受取)か一時金(一括受取)か選べる
- 「DC」や「401k」などの言葉もあるが、全て同じもの
iDeCoの最大のポイントは税制メリット!
iDeCoは積立時、運用時、受取時の3段階で節税効果がある。
- 積立時
- 毎年、所得税と住民税が軽減される。
- 運用時
- 運用して利益が出ても税金がかからない。
- 通常、金融商品で利益が出た場合は運用益に対して20.315%の税金がかかるが、iDeCoで発生した運用益は非課税となる。
- 受取時
- 年金で貰っても、一時金で貰っても、一定額まで非課税。
受け取り方は「年金」と「一時金」、どちらがお得?
60歳時点での資産額やライフプランによってケースバイケースだが、退職金が少ないなら「一時金」、退職金が多いなら「年金」で受け取った方がお得。
一時金のメリット
(年金として受け取るより)税金の控除額が大きい。
まとまったお金が受け取れる。
年金のメリット
受給開始以降定期的にお金を受け取れる。
確定拠出年金の口座に残された資産は60歳以降も引き続き非課税で運用できる。
こんな時には手続きが必要
- 氏名・住所等に変更があったとき
- 加入者が死亡したとき
- 掛け金の引き落とし口座や金融機関を変更したいとき
- 掛金額等の変更や停止をしたいとき
- 転職したとき
- その他加入者資格を喪失したとき
こんな場合はどうなる?
加入者が死亡してしまったら?
死亡一時金を受け取ることができる。
金融機関が破綻してしまったら?
運営管理機関、運用商品提供会社が破綻した場合、ともに積立資産は保全されるが、他機関への変更手続きが必要。
収入がなくても節税メリットはある?
ある。運用中と受取時に節税メリットあり。
掛金の引き落としができなかった場合はどうなる?
掛金が口座振替できなかった場合、その月の掛金はなかったものとして扱われる。掛金の追納はできない。
基本60歳まで受け取れないが、例外はある?
60歳前でも加入者が死亡した場合は死亡一時金、所定の障害状態になってしまった場合は障害給付金として受け取ることができる。